枯れないように水をやろう2

音楽や映画や本のことや雑記

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『チルドレン』 伊坂幸太郎

チルドレン ドラマ化記念に、今回の特集は伊坂幸太郎の『チルドレン』 時代は、伊坂幸太郎で回ってくるのか? 大学の生協でも、彼の本が売り出し中。 最近始めた本屋でのバイトでも、伊坂作品は揃ってますよ。 っていうか、バイト掛け持ちは辛い時期だ。黄金…

『すぐそこにの遠い場所』 クラフト・エヴィング商會

すぐそこの遠い場所 すぐそこであり、最も遠い場所。 それは、人の空想する場所。 一番近くて、一番遠い。 そして帯には 見るたびに中身が変わる 不思議な辞典 もちろん、実際この本を見るたびに中身が変わるなんてありえない。 だけど、これはすべて空想だ…

「コンフィデンス」

コンフィデンス 全てを疑って見るか。 それとも騙されるを覚悟で見るか。 キャッチは、 ラスト10分 気づいたときには ダマされる 最後のドタバタは、凄かった。 いや、スタイリッシュとでも呼んだほうがいいか。 とりあえずダスティン・ホフマン見たいだけの…

『塗仏の宴 宴の始末』 京極夏彦

塗仏の宴 宴の始末 今の自分とは、本当に自分なのか。 ホントの私とは、何なのか。 夢の中での自分を自分と疑わないことがある。 ならば、現実世界の自分を自分と疑わないことは理かもしれない。 現実を現実と認識することは「事」といい、 それを理論づけた…

「かもめ食堂」

とにかく変な映画。 その食堂の時間は、ゆっくり流れる。 スローイズビューティフル。 それは、当たり前の日常の流れ。 日本が舞台だと思ってたのに、実はムーミンの国だったり 普通におにぎりを食べるシーンで涙しそうになったり わら人形を打ち付けるシー…

FACTORY!

あのライブの興奮再び! ホワイト・ストライプス再臨! これだけのために、スカパーのフジテレビチャンネルを契約。 30分は、短すぎるけど、濃い! ジャック・ホワイト、メグ・ホワイト。 悪魔の如き激情と、神のような慈愛。 そのライブは、伝説になる。 …

「ダンデライオン」 BLANKEY JET CITY

ダンデライオン 愛が終わるとき 涙がこぼれたら 思うことはひとつ みんな空が好きさ 春は出会いの季節、春は別れの季節、春はタンポポの季節。 せめて散る時くらい美しい歌と一緒に。 ラズベリーブルーの草原に出たら、口づけをかわす 別れても好きな人って…

苦しい時にこの一曲part4

「BEVERLY HILLS」 WEEZER Make Believe 上記アルバムより 最近めげそうです。 大学3年生って、けっこう単位もとってれば暇暇かと思いきや、 資格の講座と、何をとち狂ったか公務員の対策講座までやることになり そこにバイトが加わり、まったく暇がない。 …

『オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス 』 上遠野浩平

オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス 久しぶりにライトノベル読みましたよ。 基本的に小難しい本以外は、ブログの記事にしていたので 過去ログ見たら、前回読んだライトノベルは、 ブギーポップシリーズの外伝にあたる、ビートのディシプリン。 結…

『塗仏の宴 宴の支度』 京極夏彦

塗仏の宴 宴の支度 膨大な文章の前フリ。 とにかくじれったい。 この本は、いわゆる上巻、下巻にあたる上巻。 「宴」の「支度」は整い、 その結末は「始末」にて明らかとなる。 この本は「支度」で次の巻の「始末」で結末が明らかに。 まだ、「始末」を読ん…

『終末のフール』 伊坂幸太郎

終末のフール 世界が終わる前の、叫びとため息。8つの物語。 群像劇が好きです。 Aの行動でBの行動が決まってしまったり、 Cがそのとばっちりの影響を受けたり。 8つの短編は、そこまでの影響を受けあうものでないけれど、 確実にそれぞれの人物が影響を受…

「コーヒー&シガレッツ」

コーヒー&シガレッツ コーヒーを一杯 タバコを一服 会話を楽しむ 人生を楽しむジム・ジャームッシュ監督の、豪華俳優によるリラックス・ムービー。 ビル・マーレイ、イギーポップ、トム、ウェンツ、 ホワイト・ストライプスのジャック&メグホワイト。 スト…

「君のとなり」 hitomi

themo plastic 知ったのは、ゲーム「ペルソナ2 罪」で。 エンディングで、この曲流れた時の感動はもう…… そういうゲーム抜きでもいい曲。 やさしい時間が流れる。ゆっくり、ゆっくり。 暖かい気分になれる。 少女から大人になるその瞬間に、幼年期の終わりに…

「ピエロの赤い鼻」

ピエロの赤い鼻 道化師は常に道化を演じないといけない。 おどけて、馬鹿を見て。 真っ赤な鼻は、笑いものの象徴。 暗い夜道に、ピカピカの鼻を役立たせるわけでもない。 常に笑いものでいるための、笑ってもらうための鼻。 ずっとそんなピエロの父親が嫌い…

小さいころは神様がいて

祝!2万ヒット! って何か少しでも喜びを見つけないとやっていけない… まあ、カウンター付け始めたのはいつだかわからないけど こういうブログで2万超えれればいいかな。 というか、今日はTHE ROLLING STONES! 覚悟を決めておとといチケット買おうとしたら…

ARCTIC MONKEYS in ダイヤモンドホール

ライブに行って参りましたよ!アークティック・モンキーズ! やっぱり同じくらいの年と思えんけど、 若いな~ 全体的な雰囲気とかも。 まあ、前回ストライプスのライブ見てしまったからかもしれないけど。 それにしても、疲れた。超汗だく。 最初は、けっこ…

3月終わりで…

去年の3月は激動でしたが、今年は穏やかに過ぎた3月。 初めて、連ドラをブログで取り上げたけど 連ドラは反響高い~ アクセツ解折だと、白夜行の最終回が3月は飛びぬけてる。 かなり古いTHE TIMERSの記事が、何故か高い。 CM効果? ずっと夢を見て安心してた…

さてさて、もうそんな季節ですかい。

四月です。 新しい季節。 また巡る春。 ブログも四月で一周年みたい。 それにしても、~ある調、~ます調も日により違うし 混同する日もあるし、何より主題がないブログですわ。 一年前と何が変わったかと言われると、はっきりしない。 相変わらず、いいかげ…

『絡新婦の理』 京極夏彦

絡新婦の理 だから僕は、言葉を紡ぐ。赤石散人さんの解説で、京極夏彦がど偉い作品を書き上げた。 と語っているが、まさにそんな気分だ。 京極堂シリーズを今、出版順に読んでいるが、 この作品が、一番すごいと思う。 そして上手い。言葉を使わせたらかなわ…