枯れないように水をやろう2

音楽や映画や本のことや雑記

『オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス 』 上遠野浩平

オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランスオルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス 久しぶりにライトノベル読みましたよ。 基本的に小難しい本以外は、ブログの記事にしていたので 過去ログ見たら、前回読んだライトノベルは、 ブギーポップシリーズの外伝にあたる、ビートのディシプリン。 結局、これしか読んでないじゃんって話。まあいいじゃん。 しっかし自分の感性が変化したせいか、京極夏彦なんかを読んだせいか いまいち物足りない。 まあ、京極さんは例外中の例外ですが。 今まで(ここ数作では感じてないけど)の感慨深い読了感がない。 そういう意味では、過去シリーズで言うと、パンドラ、ペッパーミント、 ハートレス・レッド、ホーリィ&ゴーストなんかは好き。 前回までに膨大な複線を、一年ぶりのシリーズ新作なのに 一つもと言ったら大げさかもしれないが、全く消化してない。 物語も原点回帰とか言われたりもするけど、とりわけ面白みがない。 でも、好きだからこその暴言で、まだまだ期待しております。 あとがきは、なかなかおもしろかった。 そんなこと言ったら、
本当は、私は小説の方を読んでもらいたかったんだがね…
と言われそうなので、こっちの感想は割愛。 方舟は、ただ流れさるのみ。 なんだか物語の流れに乗れず、ただ方舟を見守っているというか
取り残された動物たちのよう
そんな気分。