花束みたいな恋をした
久しぶりに映画を映画館で観てきた。
先々週のこと。
久しぶりすぎて、いつ以来かも忘れてしまった。
と思ったら、ミッドナイトスワンを昨年観ていた。
その前は本当に覚えていない。
ミッドナイトスワン、アカデミー賞おめでとうございます。
素晴らしい映画だった。
いや、ラブストーリーではなく
青春と現実のはざまで揺れ動く、
甘く、苦く、楽しく、辛い、、、
心を揺さぶられるヒューマンストーリーだった。
見終わっても1週間は余韻が残った。
これは自分の物語ではないかと錯覚するような
胸を締め付けられる記憶の数々。
サブカルチャーが好きで夢中になって
同じ趣味を持つ人を好きになって
大人になるにつれ、仕事の忙しさや大変さに
心がすり減って、サブカルチャーに触れる気力もなくなる。
劇中にあったがパズドラくらいしかやる気が起こらない。
本当によくわかる。
仕事に充実しているはずだが、後から思い起こすと
ただただ疲れ切っていただけかもしれなかった。
本当のことはまだわからないが。
だんだんすれ違い、そして。
結末が、ハッピーエンドかそうでないかは2人にしかわからない。
僕らは当事者ではないから。
ただ、花束みたいな素敵な恋をしたことはわかる。
花のような幸せな出来事が、たくさん集まって
花束になった。そんな思い出を貰えた。
それは物語の人物だけでなく、観た僕らも。
何故かって、幸せだった、楽しかったということは
絶対無駄じゃないし、嘘じゃなかったから。
主役の2人を映画を通じて見てきたから。
無駄なことなんてないはずだ。
もう主役の2人は、現実で結婚してくれないかな。
そんな風に思えてしまう。
ファミレスのシーンは辛すぎて泣いてしまったのは
内緒の話。
個人的にはきのこ帝国のクロノシスタスが流れた時に
この映画は絶対好きな映画と確信。
この歌がすごく好きだったから。
ほら無駄なことなんて一つもないはずなんだ。