枯れないように水をやろう2

音楽や映画や本のことや雑記

「陰日向に咲く」

なぜだろう?

さっき記事を書いたのに、反映されない。

それにseesaaが異常に重い。

そう思ってたら、seesaaから障害発生との記事が。

とりあえず、もう一度記事を書いておこう。

劇団ひとりの小説『陰日向に咲く』の映画版。

本は以前読みました。

その時、ブログで感想を書いたけど、本当に良かった。

なので、映画も見てみようと行ってきましたよ。

本と同様に泣かせてくれる。

みなさん演技上手で、ウルウル来てしまう。

そう、とてもいいのだけど、陰日向って感じがまったくしなかった。

小説読んで、ダメ人生を生きている5つの物語って書いてたけど、

なぜだろう。あまりそんな気がしなかった。

一度物語を読んでいるからだろうか、キャストが豪華だったせいか。

宮崎あおいは、とてもかわいいし良かったんだけど、

弁護士で竜太を探している役としての彼女は、

正直あまりいて欲しくなかったかな。

彼女の存在で小説の、あのラストの良さは消えてしまったし。

やっぱり映画にはヒロインと呼ばれる役が必要なのかな・・・

小説の中で岡田君の役の人物は、

確かに主人公にするのはちょうどいいけど、

1人の主役を中心に回すような話でもないと思う。

とはいえ、人物の繋がりがはっきり描かれていて、

そういうところは、映画版も大好きなのだけどね。

群像劇っぽくはなかったのだけど。

でも脚本の人も、あの話をよくここまで広げて上手くまとめたと思う。

まとまってるのだけど、やっぱりなんかしっくりこなかった。

いや、すごい映画として良かったんだけど、なんかねちょっと。

家族の関係みたいな話というような、印象強くてこんな話だったかなと。

劇団ひとりは、映画をどう思っているのだろう。

なんか、ちょっと映画に関してコメントとかしてるんだろうか。

小説とイメージが違うと感じたのは、

米兵を殴ったというエピソードが薄かったからかな。

そこら中でホラ吹いていた、あの話が消えてしまい

回想でも殴られただけで終わってしまったような気も。

よく、米兵を殴ったエピソードがしつこいと聞くけど、

僕は、あれが上手く1つの物語として、

まとめてたようにも感じてたのだけど。

映画と小説は別物だと理解しないといけないのはわかるんだけど。

最後に、花をラストに持ってきて欲しかったです。

でも何度も言うけど、いい映画でしたよ。